●タマにはダイビングのインストラクターって事を自覚しないと(苦笑)
昔から魚の名前、特に標準和名と言うのは結構その時その時の見た目や感じ方とか発見者の意向やらで、決まったルールの下つけられていたわけではない名前が多々あるのです。
意外に英名はそのままの学名に沿ってつけられていたりするので名は体を表すで想像しやすいものが我々世代には多いが、標準和名ってのはナカナカ曲者であったりするのです(笑)
例えば「イザリウオ」
これはアンコウの仲間で自分の持つ疑似餌で誘い餌を採るタイプの魚なのであるが、動く姿が「いざる」ように見えたのか「イザリウオ」と呼ばれている。
この魚の名前をNHKは放送の中で流せないと聞いたことがある。
(アンコウの仲間とかと呼んでいたのかもしれない)
そういった差別的和名がついた魚の名前を変えましょうよって話は昔から持ち上がっていたが、やっと公に発表になった。
それらの名前は確かに差別用語としてあるのだが、実は呼んでる人間はダレも差別用語だと思ってなんかいないのが現実であったし、言われてみて初めて「あぁ~~そうか~」なんて程度のものであった(^^ゞ
今回こんな感じの経緯等があったようです。
■魚類の差別的和名の改称について(答申)
■学会員からの意見に対する回答
■差別的語を含む標準和名の改名に寄せられたご意見に対する考え方
しかし、標準和名の中には意外に面白いものも多数含まれている。
ちょっと思い出すだけでも「ウッカリカサゴ」(ウッカリカサゴと間違えてしまうほど似ているから)とか、NHKの歌にもなった「スベスベマンジュウガニ」(ホントにすべすべしてるんです)とか(^^)
とっても親近感の沸く名前も多いので、誤解を受けない範囲で残ってもらえるものあるといいですね。
ただ、一番の問題は名前が変わると、その名前を僕らは覚えなきゃならないわけで(爆)
年寄りにはきつい作業ではあるんですが、今回は僕が潜る海で関係ありそうなのは「イザリウオ」ぐらい。
今度からはカエルアンコウと呼ばなければ・・・